片平秀貴氏の講演メモ
SPSS Open House2005で聞く機会があった。とても面白かった。
ブランドづくりの三位一体:ディズニーとリッツ・カールトンに学ぶ
フランク・ミューラーやザ・リッツ・カールトンは新しいブランド
短期間でみんながあこがれるブランドを作り上げた。
「商工まえばし」を引用。これからは「職商人(しょくあきんど)の時代」だ。
顧客の情報が、開発の現場まで伝達される仕組み(もっといい言い方だった)
例:自転車パーツで有名なシマノ Corporate Profile
ブランドの定義
ブランドとは、顧客の頭の奥深く、ブランドの名前とそれを聞いたときの格別の存在感を刻印すること。
ブランドの要素は、
- 絶対的安心感、信頼感
- 圧倒的な存在感
- 独自の世界
- 少しばかりの誇らしさ
収益の論理
最近は株主価値を上げろというけれど、
ブランドをつくる観点から言えば、
顧客がうれしい > 社員がうれしい > 経営者(株主)がうれしい
という関係が成り立って、収益を上げるのがブランド。
ブランドはお客様の脳に深く刻まれたしわ
感動(感銘、感謝)= 驚き × 哲学 × おもてなし
- 驚き…あったらいいなをかたちにする
- 哲学…そこに流れる思いを発信する
- おもてなし…自分がされたら幸せかを問う
脳にしわをつくるスパイラルは、反省・学習によってつくられる。
ブランドづくりの三位一体
- 一貫した夢と哲学
- 礼を尽くしたおもてなし
- 冷徹な論理と不屈の実行力
なぜ哲学なのか?
それは、
- 社員に働く意義を与える
- 「なるほど」「やっぱり」という納得をうむ
- 個々の感動に筋を通し、感動をひとつに束ねる
- 合理はまねできるが、非合理はまねできない。合理は語れないが、非合理はストーリーになる
理屈の塊に血が通い、かけがいのなさが生まれる。
今日の話は、「反省」の部分
- ザ・リッツ・カールトンの例
- 開業前に1年以上をかけて、お客様に何を提供するのか議論し、それをゴールドスタンダードとして事業の軸とした。
- 新しいホテルを開業するときは、オペレーションよりも哲学の浸透に時間をかける。
(??)
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- ベーシック?とミーティングによって徹底した反省を行う。事実に精神論は入らない。
- ディズニーの例
- Imagineeringにおける開発体制
(ディズニーの調査)
反省は理の世界、正確で冷静な測定が求められる。
- 心酔顧客はどれくらいいるのか?
- 心酔顧客は増えているのか?減っているのか?
- 心酔率?、他人への推奨率
- 心酔顧客はどこに惹かれているのか?
- ブランドをあらわすキーワード
- エピソード
とりあえず、メモ終わり。以下は、ヒントになりそうな片平氏の対談など。